聞き取り:貴司=BLOG管理人
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ネイサン:体の方は大丈夫かい?もし辛いなら無理しなくていいよ。
ユウト:大丈夫だ、痛みはかなり治まってきたし、書類の分類やタイピング程度の仕事なら、まったく問題ない。
ユウト:(あれから三日後、俺は図書室でネイサンの仕事を手伝って始めていた。一刻も早くコルブスを捜査し回りたいが、情報収集するためにも、今は自分の足場を固めていかないと。)
ネイサン:悔しいだろうけど、我慢するんだよ、短気は自分のためにならない。
ユウト:あー、わかってる。
ネイサン:腰抜けを扱いされるからって、喧嘩を勝ったら懲罰房に送られて、自分の首を絞めるだけだ。ユウト、一時の感情に流してはいけない。
ユ
ウト:(ネイサンは穏やに見えて、意志の強い男だった。この殺伐とした世界の中で、良識と理性を保ている。彼は刑務所内に於ける、囚人たちの情報を憂い、深刻な人種間抗争について、語ってくれた。)
ネイサン:今は、特に危険なのは黒人とチかーノの対立だね。
ユウト:チかーノ?メキシコ系グルーブのか?
ネイサン:先月、チかーノのボス、E•リベラが黒人キャングを襲撃を受けたのことで、対立が深刻化してるだ。リベラはカリスマ性のあるリーダーだから、彼の身に何が起きたら、戦争になる。看守たちはそれを恐れ、リベラを懲罰房に閉じ込めてしまった。も一方の黒人グルーブは穏健派のボスがどうにか押されている。
ユウト:ボスってBBのことか?
ネイサン:BBはナンバーツーさ。本当のボスは、チョーカーっていう男だ。しかし、彼は末期癌に冒されていって、今は医務室のベッドにいる、もし彼が死んだら、どうなることか?あー、ディックはチョーカーの面倒をよく見ているんだ。唯一、彼に信頼されている白人さ。
ユウト:そういえば、食堂で言ってたな。
ネイサン:まあ.チョーカーのこと別にしても、ここで、ディックに喧嘩を売る奴はいないけどね。
ユウト:(ディックはここに来てすぐグリズリーのような大男に襲われ、逆に倒してしまったっだという。愛想が悪いが、静かな雰囲気で、暴力沙汰とは無縁だと思ってたんだが。)
(囚人の雑音)
ネイサン:ユウト、食堂での話しだけど、君が冤罪だと言ったね。実も、俺もなんだよ。
うーえ?
ネイサン:俺も冤罪なんだ。そういうことを言うと、他の囚人と溝ができるから内緒にしているんだけどね
ユウト:ネイサン、
ネイサン:俺の罪は母親殺しだ。強盗に母親を撃ったれ、警察には不利な証拠ばかりをあけつらってねーやりきれない話だよ
ユウト:(俺の時と、まったく同じだ。だけど、ネイサンが挫けなかった。不幸な境遇にありながら、不当に重い刑期を言い渡された囚人たちはためにかつを奏している。俺と大違いだ。)
ネイサン:ユウト、頑張って真面目に服役していけば、刑期が短くなる。ここの悪い空気には染まらず模範囚になって、早く外に出られよう努力するんだ。さあ、食堂に行こうか?
ユウト:(俺はネイサンみたいな人格者なれそうもない、自分の不運を大人しく受け入れことなんで…だがら、コルブスを捜ししかないんだ。それ以外、ここから出られる方法がないんだから。)
ユウト:(入所してから二週間が過ぎた。FBIのリストアップしたコルブス候補の囚人は可能が限りチェッしているが、捜査がなかなか進展しない。そう、これが捜査なのだ、元DEA司法省麻薬取締局のユウト•レニッケスに下された特殊任務、獄中への潜入捜査、冷静な判断力なくさえためにも、そう思っておくにしよ。)
マシュー:はーあー、ユウト、ちょっといいところに会った。
ミッキー:今から、娯楽室にい来るんだ。お前も、どうだい?
ユウト:あ~(娯楽室は囚人にとっては一番の社交場で、調査対象者がいれば様子を観察できる。途中ネイサンとディックを通りかかり、さっそく、ミッキーが二に誘ったが、ディックは疲れているからと素気なく断た。)
ミッキー:せっかくの日曜の夜だぞ、パーッとみんなで繰り出そうや、なあ、一緒に来いよ。
ディック:ミッキー、俺は部屋で休みたいんだ。
ミッキー:ヘイヘイ、ディック、孤独が好きなクールガイ。かっこつけても、ここにいるのはむさ苦しい野郎ばっかだ騒いでくれるかわいこちゃんなんていねえ~だがら、気取るってないでもっと愉快にやろうぜ、ええ?
ディック:わかった、わかった。もう黙れ!
ユウト:(ディックな奴、相手がミッキーだとこうなのに、如何して、俺たけに冷たい態度を取るんだよ。俺は,嫌われてるのか?確かに、初日には迷惑をかけたかもしれませんが、だがらて…くっそ、何で俺がこんなこと気にしなければならないんだ。)
(ドアを押すの音)
ユウト:(日曜の夜とあって、娯楽室は大勢の囚人があふれかえっていた。こんな場所でもみんなそれなりに休日を楽しんでいるらしい。俺たちも空いたテーブルに陣取るとミッキーの提案でポーカーをすることになった。自信はあったんだが、結果は俺を大負けだった。)
ユウト:くっ…あり得ない…カードを配る時にいかさましたんじゃないのか?
ミッキー:そういう最低の負け惜しみを抜かす野郎には、最高の罰ゲームだ。ユウト、シスターたちのテーブルに行って、一番タイプの相手にこう言うんだ。お嬢さん、その麗しい手にどうかキスをさせてくださいってな。
ユウト:冗談だろ?
ミッキー:勝負の世界ジョークはない。
ユウト:(シスターというのは、女装したゲイたちのことだ。気合いの入った化粧をして、所内でも目立ている。)
ミックー:行けよ、ユウト。お前は女のひとりも口説けない腰抜けなのか?
ユウト:だって、あそこいるのは女じゃない..
ミッキー:股にあれをぶらさけていたって、みんな心は可愛い女さ。どいつもいい男が大好きだぜ。
ユウト:ミッキーな野郎、ネイサンとマシューは笑いをこらえているし、あのディックまでがにやついて、困る俺を眺めている。くっそ、まで、あれは…
ギブリー:なあ、ド-ニャ。俺でって別に悪きはなかったんだ。もう二度とやられから、シンディと直させてくれよ。
トーニャ:よくそんなことが言えるわね、あんたがあの子に怪我をさせて、これで何度目だと思ってるのよ。
ユウト:(シスターに話しかけている、あの男、コルブス候補のひとり、ジョー•ギブリーか。いいチャンスだ。俺を不機嫌を装い、シスターたちほうに近づいた。)
トーニャ:とにかく、もうシンディはいやだと言ってる。あんたみたいな男となか、金輪際付き合いたくないんでってね。
ギブリー:けどよ…
トーニャ:ひどい、今後あの子に近づいたりしたら、私が承知しないわよ、もう消えて、あんたの鬱陶しい顔なんで、、これ以上見ていたくないわ。
ギブリー:このオカマ野郎…ひとがさせんに出ていりゃいい気になって、何様のつもりだ。
ユウト:やめろ、なに、物騒なもの握ってるんだ。
ギブリー:お前、誰だ?放せよ…
ユウト:落ち着けよ、こら、看守がこちを見てるぞ。
看守:おい、ギブリー。何をしている?
ギブリー:いえ、別に、何も…
ユウト:(ギブリーが取り出したナイフを、俺は看守にきづかれないよう、素早く奪った。間一髪だった。)
看守:何も…持てないようだな。騒ぎを起こすなよ。
ユウト:頭の血が下がったか?ポケットにナイフを戻るのは、もう馬鹿のまねをするなよ。
ギブリー:あ。ああ…大丈夫だ。すまんないな.
シスター1:すぐカットななるだがら、本当に困った男だよ。
シスター2:あいつが強気になれるのは、自分より弱い相手だけさ。
ユウト:(どうやら、奴がコルブスじゃなさそうだ。他のシスターたちは、ナイフ気づからなかったようだが、ド-ニャというシスターたけが見抜いていた。)
トーニャ:危ないところ、ありがとう。貴方、ディックと同室者新入りさんね。あの、BBに狙われているんするって、お気の毒に。
ユウト:褐色の肌、チかーノシスターだ。年齢がよくわからないが、控えめな化粧で十分に美しい。
トーニャ:私に、何が用?
ユウト:え..あ..ちょっと君にお願いしたいことがあるんだ。もし、いやでなければ、その、君の手に…キスさせてもらえたいだろうか?
ユウト:(くっそ、ミッキー、あいつ、腕をぐるぐる回しはしゃいであがる。)
トーニャ:あらあら、お調子物のミッキーと賭けでもしたの?
ユウト:ポーカーに負けた罰ゲームなんだ。
トーニャ:そう~手にキスぐらいかまわないけど、条件があるな、土曜日の朝食後、私の部屋にお茶を飲みにきて、Cブロークの一階、一番奥の部屋よ。いい?
ユウト:わかった。
ユウト:(まるで、貴婦人のように優雅な仕草で、ド-ニャが差出手に俺はそっと唇を当てた。気品のかる、美しいのせいが、相手が男だと分かっていても、不快感はない。シスターたちが騒ぎ知り目に、俺は仲間達のもとへと戻っていった。)
ミッキー:はははー、やるじゃねえか、ユウト、よりによってトーニャ姉さんにキスするなんて、お前も勇気のある奴だ。リベラが懲罰房にいて命拾いたな。
ユウト:リベラって、チかーノのボスの?命拾いってどいう意味だ。
ミッキー:トーニャはリベラの愛人で、その前は白人ギャングのボス、ゲイレンともいい仲だった。シェルがー刑務所一の美人だが、トーニャに手を出したら命はねえぜ。
ユウト:そうようことは先に言ってくれ。
ネイサン:リベラは器の大きい男だから、大丈夫だよ。それくらい怒ったりしない。でもヘンリー•ゲーレンは要注意だな。
ミッキー:あそこにビリヤードやったの、スキンヘッドはゲーレンだ。隣にいるの今の愛人、リンジ…
マシュー:へえー、可愛い子だね。
ミッキー:へん、お前のほうが、可愛いだろう。
マシュー:もう…
ユウト:ヘンリー•ゲーレン、白人至上主義のネオナチで、コルブスの採用力候補だ。トーニャが奴と関係があったのか?彼女から、ゲーレンの情報を得られるかもしれない。彼女のお茶会参加する意味がありそうだ。
ユウト:(その夜、監房に戻って最終点呼の後、ディックが俺に話しかけできた。)
ディック:娯楽室ではギブリーを上手くなだめな。あいつ、ナイフか何を持っいたんだろう
ユウト:見えたのか?あんあに離れていたのに。
ディック:いや。お前たち動き察しがついただけだ。どうして奴を庇った?
ユウト:なんとなくそうしただけて、特別な理由はない。
ディック:お前は最初からギブリーばかり見ていた。あいつに興味があったのか?
ユウト:別に、あいつがトーニャにしつこく話しかけていたから、邪魔だと思ってだけだ。
ディック:そうか….まあー、いい…
ユウト:今日は、珍しい口数が多いな。どうしてだ。?
ディック:話をしたいと思ってたからだ。
ユウト:だから、どうして?
ディック:さあー…お前が囚人らしくなってきたからじゃないか?
ユウト:それは嫌味か?それとも褒め言葉なのか?
ディック:自分で考えろ。ところで、罰ゲームのキスで、どうしてトーニャを選んだんだ。美人だったからか?
ユウト:(ギブリーが目当てで近づいたんだか、それを言うにはわけいかない。
俺はもっともらしい言い訳を口に出した。)
ユウト:トーニャは俺の母親に似ていたんだ。名前はレティシア。チカーノだ。
ディック:お前はラテンの血が流れているのか?
ユウト:いや、彼女はステップマザーだ。俺が十歳に日系人の父親と再婚した。レティには俺より三歳年上の息子がいって、彼は今、ロス市警で働いている。
ディック:兄貴は警察官なのか?
ユウト:俺と違ってとても優秀な人だよ。
ユウト:(身内に犯罪者がいる警官、兄のパコのことを思うと本当に申し訳なかった。しかし、彼を一度も責めず、逆に何度も励ましてくれた。彼だけじゃない、家族は俺にとってかけがえないの存在だ。)
ユウト:お前は家族どこにいるんだ?
ディック:いない、俺は施設育ちの孤児だからな。
ユウト:そうか、じゃー、施設を出てからずっと一人だったのか?
ディック:まあな。でも大人になってからは仲間がいたし、恋人もいた。今は全部失ったけど。
ユウト:(もし、刑務所に入ったことで彼が大事な存在を失ったのだっとしたら、やるせいない話だ。ディックの罪状はなんなだろう?彼は一体どんな罪を犯して、ここにやって来たのだろう?いや、詮索しないほうがいい、この塀の中じゃ知らないでいるほうがいいことだってあるんだ。)
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